森田秀樹展‐記憶の風景・暮らしの足跡‐ 開催中【直方谷尾美術館】

直方谷尾美術館では現在、宮若市在住の日本画家森田秀樹氏の展覧会を開催中です。難破船を描いた大作《残照》(2009年制作)をはじめ、日本画、水彩画、合わせて62点を展示。地元筑豊での初の大規模個展です。6月24日(日)まで。

過疎化していく炭鉱住宅や、削られるボタ山、放置され朽ちて行く選炭場など、日本画家森田秀樹はこれまでに数多くの炭坑町の風景を描いてきました。森田は昭和34年(1959年)、福岡県鞍手郡若宮町(現宮若市)生まれ。田園風景の広がるその町からバスで少し移動すると、露天掘りの採掘現場や、巨大な竪坑を車窓から見ることが出来ました。幼い頃から見てきた風景は、エネルギー革命により、徐々にその姿を変え、かつてそこにあった暮らしは、人々の記憶の奥へと失われて行きました。
今も生まれ故郷で制作を続ける森田にとって、地元の歩んできた歴史は、彼の作品の骨格を成す重要な要素となっています。本展では、炭鉱の風景を描いた作品から、家族や難破船を描いた近年の作品まで、水彩画や膠彩画(日本画)など約60点を展示します。森田秀樹の世界をご堪能下さい。

たそがれの町(筑豊)

《たそがれの町(筑豊)》 膠彩・紙 1989年

潤

《潤》 膠彩・紙 2002年

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